トマトオブジェと野菜椅子　昼の様子

福島県矢吹町にオープンした、公民館+子育て広場+図書館の複合施設「KOKOTTO」に設置したオブジェの写真です。

オブジェのコンセプトは、矢吹町の高校生と施設全体のコーディネートをされたドムスデザインの戸倉さんとのワークショップの中で、「矢吹町の野菜（農産物）」に決まり、私は矢吹町の野菜をテーマにオブジェを作ることになりました。このモダンな建物の完成イメージCGを見つつ、最初はどのようにアプローチするか苦戦しました。結果的にはこの場所がドキドキわくわくする場所であって欲しい、住民がつながる場所であってほしいという意味で「ハート」「心臓」とイメージを「トマト」にミックスしてメインオブジェはこの形になりました。ちなみに座れます。

椅子はかぼちゃやリンゴなど、矢吹町のたくさんの農産物の中から6個だけ選んでデザインに取り入れました。曖昧なデザインにしたので、色々な農家さんがこれは自分の野菜だと捉えてもらえたらいいなと思います。

カメラマンのお話では、「朝一からご婦人方が楽器を持って集まったり。近所を散歩しているご老人がいたよ」と、また現地でお話したご老人が「矢吹町を盛り上げたい。こういうのができてよかったよ」というようなことをおっしゃっていたそうで、それを聞いてとても嬉しかったです。