小林真理江作品展「心の庭」終了しました

オーナーの和子さんは10月11日で92歳のお誕生日です。おめでとうございます

お客様がいない時間帯になると、和子さんが「ちょっとこっちで休みなさい」とバックヤードの和室に長い座布団を敷いて、横になりなさいなと手招きしてくれます。最初のうちは遠慮していたものの、だんだん「まいっか」という気持ちになり、画廊のバッグヤードでゴロゴロしていました。私がゴロゴロしていると、隣のキッチンで和子さんと英文さんが、お菓子を出したり、レンジで何か買ってきたピザなんかをあたためたり、あーだこーだという平和な声が聞こえてきます。

母でも画家でも妻でもなく、遊びにきた孫のような気持ちになってしまうのでした。

横になりながら見ていたキッチンの光景は、きっと一生忘れないと思います。

情熱と行動力の孫のツブラさんと、世界を股にかけて仕事をして画廊を支える息子の英文さん、愛と教養に溢れる画廊オーナーの和子さんと、いつまでも一緒に展覧会ができますように。